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バリアフリーなステーションへ

西武鉄道新宿線の
「下落合」駅では
2月24日(日)より
エレベーターの使用が
開始された。
 
 

西武新宿線の「下落合」駅では、国と新宿区の補助を受けて昨年10月から、上下線の各ホームと跨線橋を結ぶエレベーター2基(11人乗り)の設置工事が進められ、2月24日(日)の12時から使用開始となった。
 
1月30日には旅客トイレのリニューアル及び多機能トイレの新設が完了しており、この度のエレベーター使用開始によって「下落合」駅は、バリアフリー設備が一通り整備されたことになる。
 
 
西武新宿線のバリアフリー設備の設置状況を見ていてやはり気がかりな点は、中井~都立家政の区間が5駅連続で整備が遅れていることである。
それ以外の区間は、ここ数年の間で随分とバリアフリー化が進展し、状況は改善されつつある。
 
では何故、中井~都立家政の5駅が、取り残されてきたのか?
あくまで私の見解であるが、この区間というのは現在に至るまで、何遍も地下化の計画が持ち上がっており、今は中井~野方間の地下化計画が進行中である。
いつ、突如、地下化工事が始まっても可笑しくない、そんな状況に長年置かれてきたため、駅舎の大規模な改良工事及びバリアフリー化に着手しようにも、無駄な投資になりかねないという理由から、着手に至らなかったものと思われる。
 
そんな事情から中井~都立家政のバリアフリー化は、先延ばしされ続けてきたのだろうが、遂に、そうもゆかない新たな事情が出てきた。
 
「バリアフリー新法」で定められた期限、2010年が迫っているのだ。
 
法に背くことはできない・・・2008年度の設備投資計画に、下落合以外にも都立家政、沼袋のバリアフリー化が盛り込まれた。
 
・・・野方と中井は?
野方に関しては、まもなく大規模な駅改良工事が始まる予定となっていて、2011年ごろ完成の予定である。2010年には間に合わないが・・・。
 
中井は、まったくもって不透明。
 
 
中井~野方の地下化はほぼ確実に実行されると思われる。
前回の西武新宿~上石神井の地下化計画が、着工寸前の段階になって突然中止になった西武新宿線のことであるから、今回も、確実、という言葉は使ってはいけないのかもしれないが・・・。
 
そうなった場合、沼袋と新井薬師前は地下駅になり、現在の駅舎は跡形もなく消える。即ち、2008年度の設備投資計画に盛り込まれたバリアフリー化工事がせっかく行われても、すぐに取り壊しとなる訳だ。
 
もったいない・・・。
 
 
 
下落合駅のエレベーター使用開始についての詳細はこちら



3月2日(月)21:03 | トラックバック(0) | コメント(0) | 西武新宿線系統「新着情報」 | 管理

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