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西武新宿線系統と東京メトロ東西線を中心とした鉄道関係の最新情報やリポートを随時更新中。
 


2009年2月を表示

お帰りは「西武新宿」から

西武鉄道は2月17日、
西武新宿駅での乗り降りと
高田馬場駅JR線乗り換えが
1枚で利用できる
「特殊連絡定期券」
を3月14日より発売する
と発表した。

 
 
 
西武新宿線の起点である「西武新宿」駅。しかし、この駅は「新宿」駅とはまったく別の駅である。
「西武新宿」駅から「新宿」駅まで、実際に歩くと、一番近い東京メトロ丸ノ内線は徒歩最速7分程度で乗り換え可能だが、一番遠い都営新宿線は徒歩14分くらい要する。
 
しかし、そんな「西武新宿」駅が、昨年、「新宿」駅との連絡定期券を購入できるようになり、僅かながら「新宿」駅との格差が解消されたように思う。
 
そして、今回、西武新宿線の言わば「強み」が活きる定期券が発売されるに至ることとなった。
「強み」・・・それは、「高田馬場」駅と「(西武)新宿」駅の2駅でJRと連絡しているということだ。
京成本線も「日暮里」駅と「(京成)上野」駅の2駅でJRと連絡しているから、同様の「強み」を持っていると言える。
 
3月14日から発売されるという、その「特殊連絡定期券」は、1枚で「高田馬場」駅でのJR乗り換えと、「(西武)新宿」駅でのJR乗り換えの2ルートを使い分けられるというものだ。
 
「西武新宿」駅は先に説明した通り、「新宿」駅との乗り換えに時間がかかる。だから、朝の急いでいる時にはツラい。そこで、「高田馬場」駅の連絡定期券を買う、ということになる。でも、帰りは始発で座って帰りたいから「西武新宿」駅から乗りたい。
その2つの願いを両立させるために、「西武新宿」駅までの定期券と、「高田馬場」駅からのJR定期券を2枚所持している人も多い。
 
ところが、この「特殊連絡定期券」は、この定期券を2枚所持しなければならないという煩わしさを一挙に解決してくれるのだ。
 
この新しい定期券を使うと、行きの急いでいるときは「高田馬場」駅乗り換え、帰りの疲れているときは「(西武)新宿」駅から始発で座って帰るということが、とても楽にできるようになる。
 
これまでのように、帰りにわざわざ「高田馬場」駅から「西武新宿」駅まで戻って座って帰るという無駄がなくなる。
 
とても便利で画期的なこの新しい定期券、皆様も3月14日から早速使ってみたらいかがだらうか。

 
 
 
詳細はこちら



2月17日(火)22:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | 西武新宿線系統「新着情報」 | 管理

踏切すいすい大作戦@都立家政

2月9日~3月19日の平日
17:00~19:00の間
西武新宿線「都立家政」駅で
国土交通省による
【駅構内を利用した「開かずの踏切」
対策に関する実証実験】
が実施される。

 
 
「開かずの踏切」に関するニュースとなれば、待っていました、とばかりに登場する西武新宿線・・・。
開かずの踏切のイメージ画像としても頻出中の頻出となった西武新宿線・・・。
 
ここ数年の間に、「開かずの踏切」の「代表格」として広く定着してしまったのだろうか。
 
首都圏を走る大手私鉄各線は、まだまだ多くの路線で「開かずの踏切」が多数残っており、その解消が課題となってはいるものの、西武新宿線ほどに改善がなされぬまま時だけが流れてゆく路線は他になかろう。
いやしかし、改善の手がこれまでに一切差し伸べられなかった訳ではない。
 
西武新宿線には、かつて「西武新宿(新宿)~上石神井」の区間をを地下化するという壮大な計画があったが、実現まであと一歩という所で取り消しになった、という歴史がある。中止になった経緯は諸説あるが、費用面の問題が一番であったことは間違いない。
 
その時に「もしも」地下線着工が叶っていたなら、今頃、全長10kmを超える真新しいトンネルの中を西武新宿線の車輌たちは誇らしげに駆け抜けていることであろう。
 
その地下線計画ではオマケとして、「西武新宿」駅を丸ノ内線の「新宿」駅付近まで延伸するという計画も盛り込まれていた。ただ、超大深度に駅ができることになり、今の「西武新宿」駅よりも更に利便性としては悪くなっていたかもしれない。
 
それともうひとつ、上石神井から新宿まで、携帯電話でメールやネットができなくなってしまうという負の側面が・・・。
 
何はともあれ、この計画が今、現実になっていたら、西武新宿線は一転「開かずの踏切」解消の良いモデルになっていたことだろう。
 
最近では、西武新宿線の「中井~野方」が東京都建設局の鉄道連続立体交差事業の新規区間に選ばれたという、微かな希望の光が届くようになってきたというもの、着工に漕ぎ着けられるかどうかは暫定税率問題に左右されるという、先行き危うい状況である。
 
 
・・・こういった「開かずの踏切」に対する抜本的な対策が打ち出せない現状の中で、応急処置的な対策として、この都立家政駅での実験が行われようとしている。
 
この実験は、改札で無料の「駅構内通行券」を受け取り、構内の地下通路を通って反対側の改札へ抜けることができるというもので、夕ラッシュ時に発生する長時間の踏切待ちによる時間的・精神的ロスを少しでも緩和しようというもの。
ちなみに、希望者は事前受付をすることで、ICカード仕様の「駅構内通行券」を入手できる。
 
しかし駅構内を通行できるのは歩行者だけであり、自転車や自動車はこれまで通り、踏切待ちを強いられ続ける。
 
早く、抜本的な解決の手が打たれる日が来ることを待ち望む。
 
 

詳細はこちら(中野区の公式ホームページ)でご確認を。



2月6日(金)23:32 | トラックバック(0) | コメント(0) | 西武新宿線系統「新着情報」 | 管理


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