踏切すいすい大作戦@都立家政 |
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| 2月9日~3月19日の平日 17:00~19:00の間 西武新宿線「都立家政」駅で 国土交通省による 【駅構内を利用した「開かずの踏切」 対策に関する実証実験】が実施される。 「開かずの踏切」に関するニュースとなれば、待っていました、とばかりに登場する西武新宿線・・・。 開かずの踏切のイメージ画像としても頻出中の頻出となった西武新宿線・・・。 ここ数年の間に、「開かずの踏切」の「代表格」として広く定着してしまったのだろうか。 首都圏を走る大手私鉄各線は、まだまだ多くの路線で「開かずの踏切」が多数残っており、その解消が課題となってはいるものの、西武新宿線ほどに改善がなされぬまま時だけが流れてゆく路線は他になかろう。 いやしかし、改善の手がこれまでに一切差し伸べられなかった訳ではない。 西武新宿線には、かつて「西武新宿(新宿)~上石神井」の区間をを地下化するという壮大な計画があったが、実現まであと一歩という所で取り消しになった、という歴史がある。中止になった経緯は諸説あるが、費用面の問題が一番であったことは間違いない。 その時に「もしも」地下線着工が叶っていたなら、今頃、全長10kmを超える真新しいトンネルの中を西武新宿線の車輌たちは誇らしげに駆け抜けていることであろう。 その地下線計画ではオマケとして、「西武新宿」駅を丸ノ内線の「新宿」駅付近まで延伸するという計画も盛り込まれていた。ただ、超大深度に駅ができることになり、今の「西武新宿」駅よりも更に利便性としては悪くなっていたかもしれない。 それともうひとつ、上石神井から新宿まで、携帯電話でメールやネットができなくなってしまうという負の側面が・・・。 何はともあれ、この計画が今、現実になっていたら、西武新宿線は一転「開かずの踏切」解消の良いモデルになっていたことだろう。 最近では、西武新宿線の「中井~野方」が東京都建設局の鉄道連続立体交差事業の新規区間に選ばれたという、微かな希望の光が届くようになってきたというもの、着工に漕ぎ着けられるかどうかは暫定税率問題に左右されるという、先行き危うい状況である。 ・・・こういった「開かずの踏切」に対する抜本的な対策が打ち出せない現状の中で、応急処置的な対策として、この都立家政駅での実験が行われようとしている。 この実験は、改札で無料の「駅構内通行券」を受け取り、構内の地下通路を通って反対側の改札へ抜けることができるというもので、夕ラッシュ時に発生する長時間の踏切待ちによる時間的・精神的ロスを少しでも緩和しようというもの。 ちなみに、希望者は事前受付をすることで、ICカード仕様の「駅構内通行券」を入手できる。 しかし駅構内を通行できるのは歩行者だけであり、自転車や自動車はこれまで通り、踏切待ちを強いられ続ける。 早く、抜本的な解決の手が打たれる日が来ることを待ち望む。 詳細はこちら(中野区の公式ホームページ)でご確認を。
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2月6日(金)23:32 | トラックバック(0) | コメント(0) | 西武新宿線系統「新着情報」 | 管理
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